僕は忘れない、あの日のことを

140字では伝えられない。

世界中の迷宮Ⅴを遊び倒していました。

とりあえず表ダンジョンクリアまで行きました。シリーズ恒例裏ダンジョンがそっくりそのまま残ってますが、とりあえずここまでの感想を書きます。

出来はー、まあ70点くらいですかね?

前半90点後半60点くらい。作成ちょっと息切れした感がありますね。

まあ及第点です。(無意味に上から目線)楽しく遊ばせていただきました。

 

 

 世界中の迷宮シリーズ、知らない人に簡単に説明すると、10くらいある職業を自由に組み合わせてPTを自分で作って敵を薙ぎ倒しつつ、一階層5階建て、六つの階層がある計30F建てダンジョン(※作品によって違う)を踏破するだけのRPGです。シリーズ全体としてストーリーは薄味で、戦闘が中心です。まあ全部キャラメイクする関係上、主人公といえる立場の人間はいませんからね。

 システムとしては、ダンジョンの地図を自分で書くというシステム、基本ランダムエンカウントの中、シンボルエンカウントの非常に強力な敵がダンジョンを徘徊しているのが特徴といえば特徴でしょうか。

 作品の根幹をなすのはやはり戦闘で、やや歯ごたえのある難易度と、非常に強力な状態異常が特徴。特に毒はスリップダメージではなく、毒ごとに固定ダメージなので一ターンに六割くらいHPが飛んだりします。これは敵も同様で、味方の使った毒で敵がばたばた死にます。曰く「だって毒だよ、普通死ぬでしょ」とのことです。

 

 

 さて世界樹Ⅴですが、ストーリー、戦闘・職業バランス、UI、システム、その他諸々の五項目くらいで書きます。やや辛口な気がしますが、みんなは僕が発売一週間で50時間以上遊んでいるという現実を見て。つまらなかったらやめてますからね。

 

1.ストーリー 50点くらい

 個人的にはゲームって遊べる部分(つまりここでは戦闘)が面白いかどうかが全てなので、ほとんど気にしたことがありませんが、シリーズでも随一の薄さだった気がしますね。ただ、会話とかを聞くに、どんどんプレイヤーの後に続ける冒険者がいなくなって、最終的に孤独にダンジョンを踏破していく英雄扱いみたいになっていったのはどうなんでしょう。戦闘でばたばた人が死んで、不意打ち先制を食らえば一発でゲームオーバーになるような修羅の難易度設計は、プレイヤーもあくまでその辺にいる冒険者の一団に過ぎず、ヒーローではないということを強調するためにあると思っていたのですが。僕の嗜好をお分かりの方ならお察しと思いますが、これこそが僕が世界樹の迷宮が好きな理由ですね。プレイヤーはあくまでたくさんの中の一団、すぐ死ぬ普通の人であって欲しいわけです。

 

2.バランス 75点くらい

 さてゲームの根幹部分ですが、戦闘は階によって急に難しくなりましたね。具体的に言うと四層だけ異常に難しくて、五層にいくとそうでもないという感じ。ボスは四層と五層だけ異常なほど強くて、特に四層ボスは三時間くらい詰まりました。三層までは難易度がゆっくり上がってて良調整だなと思ったのですが。もっとも、前作の新・世界樹の迷宮Ⅱで言われたように、ボスのパターンがワンパターンとかそういうことはなくって、かなり楽しめましたね。まー酷いようですが、シリーズ全体でも戦闘バランスがおかしくなかったことはほとんどないしこれくらいは許容の範囲内では。

 職業バランスも毎回バランスぶっ壊し職業がいるので、それは良心に任せるとすれば、全く使えない職業の方がいなければ問題ないでしょう。使ってる感じは、そういうのはあんまりなかったと思います。世界樹は自由にスキルポイントを振って、使うスキルを選ぶことが出来るのですが、これはちょっと不満というか、問題があったと思いますね。前提スキルがたくさん必要で、これまで可能だっためちゃくちゃピーキーな性能みたいなのがかなり作りにくくなっているというところがありました。

(バランスの話、これはやらないと分からないですが、ゾンビパウダーでHP9999のゾンビを作って等価交換するだけで10000ダメージが出せるのは気が狂っているという話です)

 

3.UI 65点くらい

 これ作り直したのですが、あんまり評判は良くないと思います。多分。ちょっと全体的にスタイリッシュに作りすぎてわかりにくくなっているし、全体的には上から下に進むのに、メニュー画面だけは左から右に進むのがどうなんだって感じです。

 作品の一番の特徴である地図書き回りも色々改変されましたが、こっちはまあまあですね。アイコンがたくさん増えて楽しい地図が作れますが、ダンジョン内ギミックに合ったアイコンを用意しているので微妙にネタバレ感ありますね。

 

4.システム

 今回追加された迷宮攻略中に食事が出来るという奴がめっちゃくちゃな問題児でしたね。何がダメって前作では食事そのものにはかなり力を入れていたのに、今作はちょー手抜きというか、三層以降新しい食材は出ないし、その一方でどこいっても小麦とりんごがあるんですよ。異常でしょ。四層以降新しいものを作れなかったのか。しかも最終的にパンケーキとヨーグルトしか食ってないみたいなね、あれになるんですよ。

 一方でめっちゃくちゃ楽しいのがキャラメイクです。これまでは用意されていた絵の中から選択するだけだったんですが、髪や目や肌の色を自由に変えられるようになって、ついでに声までつけられるようになったんですよね。これがもうめっちゃ楽しくって、これだけで一時間以上遊んでいると思います。これだけのためにゲーム買う価値があります。言い過ぎか。

 

5.その他諸々

 シリーズでは結構敵を流用していた(それはそれで懐かしくて良い)のですが、今作は全部一新していて、すごい楽しかったですね。知らない敵だと相手がどんな攻撃をしてくるのか読めないですし。ダンジョンの方は「パターン絵」払拭のために色々頑張ってますが、ちょっとちらつく感じはありました。ただちらっと見た感じ、六層の綺麗さはシリーズでもトップクラスかもしれません。これは凄い。

 冒頭で息切れした感と書きましたが、これはさっきの食事システムと、ダンジョン内イベントのことですね。えっと、ダンジョン内で色々とイベントが発生するんですけど、21F~25Fとかはそのイベントがちょー適当になってくるんですよ。ないほうがマシ。なんかもう向こうにも納期あるから仕方ないねって感じ(悲しい)

 

 

総括:ちょっと息切れ感あるしバランスブレイクな面もあるし細かいところ気にしないというかすっげえ荒削りだけど、楽しく遊んだよ。(雑)

 

そんな感じです。

なにか思いついたら追記します。

 

世界樹の迷宮V 長き神話の果て

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