僕は忘れない、あの日のことを

140字では伝えられない。

好きでも得意でもないことに没頭する(北九州マラソン:サブ3記念)

ということで北九州マラソンを走りました。

記録は公式2:58:18、スタート地点からのタイムは2:57:54で無事に3時間を切ることができました。全体230位。2回目のマラソンで3時間切りました。すごい!

どうでもいいけどまた雨でした。どうして

昼からは晴れてました。どうして

 

北九州マラソンは小倉からスタートして、八幡の(故)スペースワールドの方に行って戻って門司まで行ってまた小倉に戻るというなんか42kmって長いなって感じの市民マラソンです。(そりゃ長いよ)

高低差はあまりないのですが、小倉門司間はずっと海沿いを走る関係上、風が非常に強いことで知られています。特に折り返した32kmあたりからとてつもない逆風になって死にます。

 

練習については記事をわけようと思います。フルマラソン3時間を切ったときの練習量みたいなのは世に死ぬほど出回っていますが、まあいくらあっても困ることはないと思うので……

ellroyandblue.hatenablog.com※書きました。

 

◆レースについて

戦略というほどのものはなくて、15kmくらいで3時間のペースメーカーを見つけてついていこうかなと思っていました。風が強いのは知っていて、このペースメーカー周辺は絶対に大集団になるし風よけに使うぞと思っていました。

 

11000人が同時に走る以上、序盤のペースはどうしても安定しにくいです。私の周辺にもたぶん500人くらいいます。ヤバ。最初の1kmは4:30とかだったのですが、号砲からスタート地点までに25秒くらいかかってることを考えると、これでも飛ばしすぎだったかなという気もしますね。走ってるところだとたぶん1km3:50とか出てます。2kmくらい? で3時間のペースメーカーの人が後ろから帳尻合わせにぶっ飛ばしてきたんですが、ここからついていくとスピード速すぎで死にそうなので、先に行かせて15kmくらいかけて追いついていくイメージです。でもぼくのペースが全然安定しなくて結局10kmくらいで追いついちゃいましたね。

 

ただ集団と一緒に走れてペースも心拍も安定してきて、なんとなくいけそうと思いはじめました(気が早すぎる)

が、20kmくらいで道幅が狭くなって集団の端にいた私はなんか列から弾き飛ばされそうだったので、流れで集団の前に出ることに。潰れても知らね~の気持ちでもうそのまま進むことにしたんですが、32km周辺の風はちょっと本当にヤバかったので、また集団に取り込まれて、そこからは頑張ってついていって終了です。

ラップはこんな感じ。

後半のはっきり遅くなってるところが門司周辺です。一瞬で4:30くらいまで落ちましたね。あれ絶対人が走る環境じゃないですよ。

 

◆レースに付随する話

一人行には一人行のいいところがあって、それはあんまり人と接触しないことですね。特に給水周辺はペースメーカーの集団では戦争状態になります。ぶつからない方が難しい。

というか給水のコップを道に捨てるのはやめちくり~。面倒でも接近してゴミ箱に入れなよ。遅れても1秒くらいだしすぐ追いつけるでしょ、みたいなのも思ってました。

ペースメーカーについていく良さはもちろんペースを考えなくていいというのもありますが、勝負してるという感じでもないので、「あと5km頑張りましょ~!」「おー!」みたいな声かけがあって、元気になれます。3時間切るのを目指している人は絶対についていてった方がいいだろうな~と思いました。風が強い日は風除けにできるという実利も大きいですね。

 

◆後記

大学時代、このままだと運動不足で色々終わりそうということではじめたランニングですが、なんか気づけばわりとすごい方の記録を出すことができました。男性の上位3%ランナー!

今のところもっと上を目指すとかそういうのはもう考えていなくて、運動は継続するにしろまあなんかほかに別のことをはじめてみたいなくらいの気持ちです。ほかのことが思いつかなくてだらだら走っているかもしれませんが……

 

運動不足解消の習慣としてはじめたことなので、走るのが趣味と言われると別に走るのは趣味ではないが……という気持ちになるし、走るのが好きかと言われると別に好きではないと言いたくなります。運動が得意かというとそんなことは全くなくて、学生の頃は短距離走はギリ平均くらい、一番マシだった長距離でも甘く見て中の上くらいだった気がします。部活は地区大会一回戦負け常連です。

 

そんななので、日常で走るのが楽しいとも思ったこともまあないです。

好きとか楽しいとか、そういう原動力がなくてもこれくらいはできるんだなと思いましたね。一瞬の達成感を目指してなのか、強迫観念なのかなんにせよよくわからない何かに駆られても。世界のトップを目指そうと思ったらそのことが好きで好きで仕方がない、みたいな人じゃないと無理なのかもしれませんが、私は別にそういうわけではないですしね。

 

新しいことをはじめてみたいと書きましたが、何をやっても上達を目指そうとしたら案の定おもんね~と思ったりつれ~と思ったりすると思います。やっぱりそれでもそのことに没頭していたい。好きでも、得意でも、楽しくなくても良いので。